保全第1号地 見沼周辺斜面林 龍の森




林内の見学


斜面林は保護のため立ち入り禁止となっていますが、

保全活動に合わせて、ボランティアスタッフが林内をご案内します

保全活動日は毎月第1及び第3土曜日の午前中です

 

見学を希望される方は

 保全活動日の9時30分に

 見学案内板が東屋付近にありますので

 ここでお待ちください。



巡視・保全作業及び自然観察の日程


巡視・保全作業は 

 毎月2回 第1及び第3土曜日 (1月が第2及び第3土曜日になることもあります)

 時間は 午前中です 午前9時から ただし7~9月は8時30分からです

 雨天の場合は巡視のみを行い、保全作業は中止となります

畑の耕作作業は

 毎週火曜日

 時間は 午前8時から10時


作業風景を動画で見てください。

2020年5月16日 竹林ではタケノコが大きく成長しました。

保全作業に備え間伐材などの保管場所の設置などを行いました。

保全地の正面 東屋の前には龍の森のシンボル 龍の家族が復活、

そのほか見沼の龍たちが集まってきました。

 





自然観察を行っています

植生調査 毎月 第2木曜日 

鳥の調査 毎月 第2日曜日 東屋9時集合 見沼自然公園から芝川第一調整池の間

夏の森、夜観察会 8月


自動撮影カメラで森と湿地を観察しました


水飲み場を補修整備しました

トラスト地の動物の皆さんにとっては

楽しい水飲み場になっているようです

これからもたくさん利用してもらいたいと

願っています

             29/7/15

小さな水場があります。夜になるとどのような動物が来ているのかたいへん興味深いところです。

2017年6月、加倉井さんが自動撮影カメラを設置、撮影に成功しました。

どうぞご覧ください。

 

なんと「フクロウ」です 水を飲んでいるようです

   獲物を捕まえに来るのかもしれません

 

「ネズミ」です 竹林にもいましたが 湿地の中にもいるのですね

   フクロウさんに捕まらないよう警戒しているのでしょう

 

「タヌキ」さんです 龍の森の主かも 

   これまで溜め糞があったりしていましたので存在は確認していましたが、主の姿を見られたのは 光栄です 

   昼間 向かいの湿地をゆうゆうと見回りをしているのでしょう

   これからも、元気にこの狸林の森 (龍の森) を守ってくれると良いですね  

 


フクロウさんの続報です

06/20

今日はなんと2羽です

親子でしょうか

つがいでしょうか

フクロウ家族がいてくれる

楽しい龍の森になっているようです

 


1号地保全会会則を改正しました

公益財団法人さいたま緑のトラスト協会トラスト1号地見沼田圃周辺斜面林保全会会則

 (名称)
第1条  この会は、「トラスト1号地見沼田圃周辺斜面林保全会」という。
(目的)
第2条 この会の目的は、トラスト1号地見沼田圃周辺斜面林の巡視及び保全活動を通して生き物にあふれた環境の保全とトラスト運動の普及を行なうとともに、会員相互の交流を図ることとする。
(事業)
第3条 この会は、前条の目的に沿って、次の事業を行う。
    ① 月に2回第1,3土曜日に、巡視及び保全活動を行う。
    ② 月に1回、植物、鳥等観察会を行う。
    ③ トラスト運動の普及のため県民参加のもと自然観察会等を行う。
    ④ 見沼田圃の活動団体等との協力関係を推進する。
(会員)
第4条 会員は、公益財団法人さいたま緑のトラスト協会の会員のうちトラスト保全第1号地のボランティアスタッフとして登録した者をもって当てる。
(役員)
第5条 この会は、次の役員を置く。なお、役員は総会で選出、任期は2年とし、再任   を妨げない。
    ① 会長   1名
    ② 副会長  2名
    ③ 会計   3名
        ④ 監事   2名
(総会)
第6条 この会は、総会を年1回、会長が招集し開催する。
(会費)
第7条 この会の会費は、巡視活動に伴い公益財団法人さいたま緑のトラスト協会から支払われる報償金及び寄付金等をもって充てる。
(その他)
第8条 この会は、総会において会則等を改正する。

附 則
 この会則は、平成18年4月1日から施行する。
 この会則は、平成23年10月23日から施行する。
  この会則は、平成29年6月3日から施行する。



トラスト1号地周辺の鳥暦(平成27年)

                   
番号         1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 出現
回数
出現
1 アオゲラ                         0  
2 アオサギ 12 100%
3 アオジ           7 58%
4 アカゲラ                   3 25%
5 アカハラ                         0  
6 アトリ                     2 17%
7 アマサギ                         0  
8 イカル                         0  
9 イカルチドリ                         0  
10 イソシギ             6 50%
11 ウグイス     10 83%
12 ウズラ                         0  
13 ウソ                         0  
14 エゾビタキ                       1 8%
15 エナガ       9 75%
16 オオジュリン                     2 17%
17 オオタカ     10 83%
18 オオバン     10 83%
19 オオヨシキリ           7 58%
20 オカヨシガモ             6 50%
21 オナガ       9 75%
22 オナガガモ             6 50%
23 カイツブリ 12 100%
24 カケス   11 92%
25 カシラダカ                   3 25%
26 カッコウ                         0  
27 カヤクグリ                         0  
28 カルガモ 12 100%
29 カワウ 12 100%
30 カワセミ 12 100%
31 カワラヒワ 12 100%
32 キジ 12 100%
33 キジバト 12 100%
34 キセキレイ                   3 25%
35 キビタキ                   3 25%
36 キレンジャク                         0  
37 キンクロハジロ               5 42%
38 クイナ                   3 25%
39 クロジ                         0  
40 コアジサシ                         0  
41 ゴイサギ               5 42%
42 コガモ         8 67%
43 コゲラ 12 100%
44 コサギ 12 100%
45 ゴジュウカラ                         0  
46 コジュケイ 12 100%
47 コチドリ                 4 33%
48 コミミズク                         0  
49 コムクドリ                       1 8%
50 コヨシキリ                         0  
51 ササゴイ                         0  
52 サシバ                         0  
53 シジュウカラ 12 100%
54 シメ                 4 33%
55 ショウドウツバメ                         0  
56 ジョウビタキ               5 42%
57 シラコバト                         0  
58 シロチドリ                         0  
59 シロハラ               4 33%
60 シロムクドリ                         0  
61 スズメ 12 100%
62 セグロカモメ                     2 17%
63 セグロセキレイ 12 100%
64 セッカ                       1 8%
65 センダイムシクイ                         0  
66 ダイサギ 12 100%
67 タゲリ                         0  
68 タシギ                 4 33%
69 タヒバリ                       1 8%
70 チュウヒ                   3 25%
71 チョウゲンボウ         8 67%
72 ツグミ             6 50%
73 ツツドリ                         0  
74 ツバメ           7 58%
75 ツミ                         0  
76 トビ                       1 8%
77 ノスリ             6 50%
78 ノビタキ                       1 8%
79 ハイタカ                         0  
80 ハクセキレイ 12 100%
81 ハシビロガモ                   3 25%
82 ハシブトガラス 12 100%
83 ハシボソガラス 12 100%
84 ハヤブサ               5 42%
85 バン 12 100%
86 ヒドリガモ             6 50%
87 ヒバリ     10 83%
88 ヒメアマツバメ                         0  
89 ヒヨドリ 12 100%
90 ビンズイ                       1 8%
91 フクロウ                         0  
92 ベニマシコ                   3 25%
93 ホオジロ 12 100%
94 ホシハジロ                 4 33%
95 ホトトギス                       1 8%
96 マガモ             6 50%
97 ミゾゴイ                         0  
98 ムクドリ 12 100%
99 ムナグロ                     2 17%
100 メジロ   11 92%
101 メボソムシクイ                         0  
102 モズ 12 100%
103 ヤブサメ                         0  
104 ヤマガラ                     2 17%
105 ユリカモメ                   3 25%
106 ヨシガモ                         0  
107 ルリビタキ                     2 17%
  確認種数 54 57 47 44 41 34 30 33 37 44 46 54   74種
  調査地域  見沼田圃斜面林(トラスト1号地)を中心に、            
            南は、国道463バイパスより北                
            北は、さいたま市見沼自然公園及びさぎ山記念公園より南      
            西は、加田屋川より東側                  
            東は、県道さいたま鳩ヶ谷線より西              
            面積は、約130ヘクタール                  
            周囲は、約7㎞の区域である。                
                               
  留鳥は                            
  アオジ、アオサギ、ウグイス、オオタカ、オナガ、カイツブリ             
  カルガモ、カワウ、カワセミ、カワラヒワ、キジ、キジバト             
  コゲラ、コサギ、コジュケイ、シジュウカラ、スズメ、               
  セグロセキレイ、ダイサギ、チョウゲンボウ、ハクセキレイ、             
  ハシブトガラス、ハシボソガラス、バン、ヒバリ、ヒヨドリ、ホウジロ、         
         ムクドリ、メジロ、モズ、ヤマガラ                    
                               
  夏鳥は、                            
  オオヨシキリ、カッコウ、コアジサシ、コムクドリ、セッカ、              
  ツツドリ、ツバメ、ホトトギス                        
                               
  冬鳥は、                            
  アカハラ、アトリ、オオジュリン、オナガガモ、カシラダカ、             
  コガモ、シメ、ジョウビタキ、シロハラ、タゲリ、タヒバリ               
  ハシビロガモ、ホシハジロ、マガモ、                     
セル2
   

チョウの調査について


 


 

()日本自然保護協会が取り組んでいる「モニタリングサイト1000里地調査」に参加し、見沼田圃にある「さいたま緑のトラスト保全第1号地」周辺地域を毎月2(4月~11月の間)調査しています。

 

 

 

・チョウは 幼虫の頃 → 特定の植物を食べます

 

      成虫の頃 → 花の花粉を運ぶ、花の蜜・樹液を吸う

 

植物との深いつながりがあります。このことからチョウの調査によって里地の森林や

 

草地の植生、里地の管理状況を知ることができます。

 

 この調査で出現確認できた種類は38種類でした。(調査日以外にも確認できた種類が

 

あり、種類数としてはもう少し多い)

 

 

 

日本には200種類以上のチョウがいます。年に一度しか出現しないもの、同じチョウでも春夏秋 (春型夏型秋型) によって大きさ、模様、色の濃淡など異なるものもいます。

 

大変興味深いです。

 

モンシロチョウのようにどこにでも、いつでも見られる種類もありますが、大部分は

 

特定の地にしか生息しておらず、しかもその数がどんどん減っているそうです。

 

 

 

「ちょうちょう ちょうちょう 菜の花にとまれ….」、昔から歌にうたわれいつも花と

 

一緒に美しいものの代名詞とされてきました。

 

 これからもチョウが生息する環境を保全する活動に関心をもってこの地域の調査を続けていきたいと思います。

 

 

 

                      さいたま緑のトラスト保全第1号地

 

                                   ボランティアスタッフ 佐井隆利

 

 

 


モニタリングサイト1000里地調査(1号地周辺) 蝶 集計表

番号                   18年 19年 20年 21年 22年 23年 24年 25年 26年 出現数
1 アオスジアゲハ 12 13 11     10       7         51
2 アカシジミ                   0
3 アカタテハ       1   1       1       4         7
4 アカボシガマダラ 27 37     20     22     28         134
5 アゲハ 22 61 35     32     40         190
6 イチモンジセセリ 35 33 32     42     89         231
7 イチモンジチョウ 4 1 15     13     21         54
8 ウラギンシジミ 16 22 16     11       4         69
9 ウラナミシジミ 75 127 144   139     11         496
10 オオウラギンスジヒョウモン                   0
11 オオチャバネセセリ                   0
12 カラスアゲハ         1       2       2           5
13 キアゲハ 52 12 33       6     11         114
14 キタキチョウ 28 44 67     77     76         292
15 キタテハ 155 70 156     93   118         592
16 キマダラセセリ 1   1       2       1         5
17 ギンイチモンジ           1             1
18 クロアゲハ 7 13 10     10         11          51
19 クロコノマチョウ 1 1 3       1       8         14
20 クロヒカゲ   1 1         3         5
21 コジャノメ                   0
22 コチャバネセセリ                   0
23 コミスジ 10 18 31     49     25         133
24 コムラサキ       2       2       1       1           6
25 ゴイシシジミ                   0
26 ゴマダラチョウ             2       1         3
27 サトキマダラヒカゲ 17 81 28     20       7         153
28 ジャコウアゲハ 9       2 1     12       7         31
29 スジグロシロチョウ 1       1         1       9         12
30 ダイミョウセセリ       2       3 1       2       3         11
31 チャバネセセリ     4         1         5
32 ツバメシジミ 6 16 20       8     20         70
33 ツマキチョウ       3 1 2       5       1         12
34 ツマグロヒョウモン 33 46 81     41     73         274
35 テングチョウ 1       2 2       2           7
36 トラフシジミ       1                 1
37 ナガサキアゲハ 2 2 3       2       2         11
38 ヒオドシチョウ                   0
39 ヒカゲチョウ 27 19 15     18     23         102
40 ヒメアカタテハ 16 18 4       5     16         59
41 ヒメウラナミジャノメ 104 157 108  123   129         621
42 ヒメジャノメ 3 8 8       6     11         36
43 ベニシジミ 34 52 59       5     34         184
44 ミズイロオナガシジミ   1               1
45 ミドリシジミ                   0
46 ミドリヒョウモン           2       1       2         5
47 ミヤマチャバネ                   0
48 ムラサキシジミ       2 4 14       5       3         28
49 ムラサキツバメ                   0
50 モンキチョウ 21 64 35     18     57         195
51 モンシロチョウ 125 231 222   305   321         1204
52 ヤマキマダラヒカゲ                   0
53 ヤマトシジミ 269 231 215   204   283         1202
54 ルリシジミ   1 8       5       2         16
55 ルリタテハ       2 3       4       2       4         15
56

ウラギンヒョウモン

        1           1         2
57

ホシミスジ   

                  1           1
セル2
   

毎年恒例 4月29日 自然観察会及び体験タケノコ掘り


■時間 10時00分~14時 
■公募により 約 25家族 70名程度を募集し行います        
■行事 観察会 タケノコ掘り

    午前

    4班に分かれて、トラスト地周辺を植物、動物の観察会

    竹林の秋、春の草花、キジの姿などを観察         

    午後

    2班づつ筍掘りとクラフトつくりを体験

     タケノコの生育具合によりますが毎年皆さんが持ち帰ることができています  


 



埼玉大学 見沼フィールドスタディズ 


 

春の新緑の季節に     埼玉大学 学生40名ほどが見沼を学ぶ一環として保全活動の体験を

行っています  

  27年度は、見沼田んぼや1号地の生物豊かなトラスト地の整備のため定期的な保全作業について説明の後、 その作業を体験、竹林と樹林地に見学路を設置、若い力で作業が捗り完成することができました  



12月第1土曜日 竹林の間伐体験


11月から竹の間伐の季節です

12月第1土曜日には、公募を行い竹の間伐の体験会を開催します

希望者には間伐した竹を持ち帰ってもらっています


2015年6月6日(土)見学用通路を設置

見学者用通路を設置 保全作業日に合わせて保全地を公開

そのほかの日は立ち入り禁止としています

このため、出入り口に門扉を設置、公開日に開門することにしました